金田実生
夜と昼のできごと
金田実生 『夜と昼のできごと』
ドローイング30点によるシリーズ
紙に鉛筆、色鉛筆、ガッシュ、木炭
15.0×19.5(cm) 2020年
Mio Kaneda "The things that happened at night and day"
30 drawings series
pencil, colored pencil, gouache and charcoal on paper
15.0×19.5(cm) 2020
夜と昼のできごと
昼の光が目にまぶしい。
少しツンとくる痛みも感じるほどだがそれも心地よい。
明るさがこの一日の清々しい力を運ぶ。
今日の日は何が起こるのか。何を起こすのか。
何かが少しだけ変化するのはわかっているような気もする。
今日が起こすものごとは徐々に積み重なってできごとになる。
夜、積もったできごとが形になって夜という色に包まれていく。
夜の静かな色は今日を呼び起こし、輪郭を浮かび上がらせる。
そして私は明日、また違う色のできごとを見つけるのだろう。
金田実生
金田実生 『夜と昼のできごと 4』
紙に鉛筆
15.0×19.5(cm) 2020年
金田実生 『夜と昼のできごと 5』
紙にガッシュ
15.0×19.5(cm) 2020年
金田実生 『夜と昼のできごと 9』
紙にガッシュ
15.0×19.5(cm) 2020年
金田実生 『夜と昼のできごと13』
紙にガッシュ
15.0×19.5(cm) 2020年
金田実生 『夜と昼のできごと 28』
紙にガッシュ
15.0×19.5(cm) 2020年
『envelope as a door』の第5弾は、金田実生さんより30点のドローイングが届きました。
「夜と昼のできごと」として、明るく軽やかな日中から夜へと、ドローイングの数字が進むにつれて「できごと」は次第に夜の色をまといながら輪郭を深めていきます。
鉛筆、色鉛筆、ガッシュ、それぞれの素材を使い分けての表現も魅力的な、自然の事象と日々向き合いつづける作家の、実感の痕跡です。