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KONDOの"出張"美術室

-相談室編-

2023年8月19日(土)

14:00- 19:00

予約不要

*途中入退室自由

 

参加費: 1,500

会場: ETHICA

岐阜市八幡町14-3 三輪ビル 2階(ラ・ペスカ上)

tel 058-207-8899

大岩オスカール作の絵本「はじめてアート」の読書会として、この5月にGALLERY CAPTIONにて開催した「KONDOの"出張"美術室-読書編」では、図工や美術の授業を通じた教育体験に対して、皆さんが様々な思いを抱えていらっしゃることが分かりました。その大半は、教材やテーマに縛られて、授業のなかで自由にものを作ることがあまり許されなかったことや、作品を作ること、またそれをきちんと仕上げることが前提とされ、作品鑑賞の時間は皆無だったことなど、授業が楽しかった思い出があまりないという、残念なものでした。

「大人になって知った美術の面白さと、自分たちが受けてきた美術教育とのギャップは、どこから生まれたのか?」という、皆さんからの真っ直ぐな問いかけをきっかけに、今回は「相談室編」とし、美術にまつわるあれこれについての疑問質問にお答えする「美術相談室」を開きます。

「読書編」からつづいて、学校での授業について先生の立場からの考えをもっと聞いてみたい、という方はもとより、近藤先生おすすめの作家や、この夏に見るべき展覧会の情報など、シンプルな質問も大歓迎です。また見ることだけでなく、デッサンや作品を作る上でのお悩みなどなど、なんでもお聞きします。

また会場には、近藤先生のコレクション作品や、お手製の作家ファイル、関連書籍などもあわせて展示いたします。

ご予約は不要です。

相談したいことがある方もない方も、どうぞお気軽にお立ち寄りください。

 

 

◇近藤先生とは?

1961年 岐阜県生まれ。1984年 岐阜大学教育学部美術工芸科卒業。岐阜県内の公立高校で教鞭をとる美術教師。作家としても「ひょうたん倶楽部」を主宰し、ひょうたんを用いたオブジェをトランクに詰めて現れるユニークな活動で知られる。一方で、美術館やギャラリーに足を運ぶうち、次第に休日のほとんどを展覧会めぐりに捧げるようになり、いつしか「作ること」から「見ること」が中心となる。美術教育の場においても、作ることだけではなく本物の作品に触れることで、より美術に親しんでほしいとの思いから「今月の1点」として、コレクションのなかから選んだ作品を、勤務する高校の美術室に月替わりで展示する試みをつづけている。また、そのコレクションは作品だけではなく、展覧会のDMやチラシ、図録や作品集など、美術に関するあらゆる事柄に向けられているところも特徴で「作家に会いに行く」ことも重要なコレクション活動のひとつ。アートの様々な楽しみ方を伝えている。

 

◇出張美術室とは?

「美術室に作品を展示している」というエピソードをきっかけに、2004年にギャラリーキャプションにて「KONDOの“出張”美術室-鑑賞編」と題したコレクション展を開催。教室を模した設えのなか、コレクション作品に加え、各社の美術の教科書なども展示し、現役の美術教師のコレクション展として話題となる。その後2010年には「KONDOの“出張”美術室-授業編:KONDOのコレクション事始め」と題し、自身のコレクションの成り立ちについてのレクチャーを、授業さながらに行う。2016年にはfront(2014年~2017年、岐阜市金宝町)にて「KONDOの"出張"美術室-図書室編」として、展覧会カタログや作品集など、美術にまつわる蔵書を自由に閲覧できる期間限定の図書室を開設。「自分が高校生の頃にこんな授業を受けてみたかった」という声が毎回多数寄せられる人気企画。

 

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